1stフルアルバム
「鬼哭転生」
発売元:魍魎の匣(マンドレイクルートより再発)/発売日:1999.12.5


降臨作詞:──作曲:瞬火
これから始まる陰陽座の物語を予感させるような、ファンファーレ的なイントロ曲。
シンセによるストリングスの音がメインだが、そこに琴の音をちりばめる事によって
和風感を上手く出している。
眩暈坂作詞:瞬火作曲:瞬火
「この世に、不思議な事など何もない・・・」
…と、不気味にささやくな瞬火さんのセリフから始まる。
このセリフとタイトルから気付く方も多いと思うが、これは京極夏彦の作品をモチー
フにした曲だ。さらに言えば、曲の途中に…
「産の上にて身まかりたりし女子、その執心、このものとなれり。
 その姿、腰より下は血に染みて、
 その声、をばれう、をばれう、と鳴くと申しならわせり」
という黒猫さんの語りが入るので「姑獲鳥の夏」をモデルにしている事は明らか。
語り以外の、メロディーのついた歌は瞬火さんが歌っている。
作詞:瞬火作曲:招鬼
ギタリスト・招鬼による、へヴィなサウンドが特徴のメタルナンバー。
このバンド最大の特徴であるツイン・ヴォーカルを前面に押し出して表現している曲
である。
逢魔刻作詞:瞬火作曲:瞬火
陰陽座独自の音楽ジャンル「ドゥル・キャッチー」。
意味は「ドゥルっとしていて、キャッチーな曲」。
この曲は、そのドゥル・キャッチー・シリーズの第一弾である。
瞬火さんの独特の歌い方がおどろおどろしていて、なんとも気持ち悪い(ここでの
「気持ち悪い」は、良い意味である。一応、補足)
文車に燃ゆ恋文作詞:瞬火作曲:瞬火
リズミカルなメタル・ナンバー。
Aメロは和風なメロディーで、サビに入るとキャッチーになるという、瞬火さんが得
意とする曲の作り。
ヴォーカルは、黒猫さんが一人で担当。
氷の楔作詞:黒猫作曲:黒猫
シンセサイザーとピアノの音をメインで作られた、しっとりバラード。
黒猫さんが作る曲はこういう感じが多い。
歌詞の内容は、雪女の苦悩と悲劇…かな。
鬼斬忍法帖作詞:瞬火作曲:瞬火
時代劇アクション作家・山田風太郎先生の「忍法帖シリーズ」からインスパイアを受
けて作られたと言われている、瞬火版「忍法帖シリーズ」の第一弾。
サビの後に入る「お・に・き・り・忍法!」って叫びの所が、「おにぎり忍法」に聞
こえてしまった人は負け(笑)
余談だが、コンビニ「ファミリーマート」のおにぎりは、「おにぎり忍法帖」という
商品名である(笑)
百の鬼が夜を行く作詞:瞬火作曲:招鬼・瞬火
和風チックなギターのリフから始まるメタル・ナンバー。
この曲はとにかく変拍子が多い! 3拍子と4拍子の組み合わせとか、5拍子とかが
入ってくる。しかも、途中でガクッとスピードが落ちて、ドゥル・キャッチーっぽい
曲調にも変わったりする。
とにかく、すごく和風・妖怪テイストな曲。
歌詞の内容は、菅原道真が率いる百鬼夜行の歌。
陰陽師作詞:黒猫作曲:黒猫・瞬火
アニメソングのようなノリのハイスピード・ナンバー。
イントロで瞬火さんの語りが入る。
曲全体にシンセの音が使われている。
でもって、間奏では黒猫さんの語り。
歌詞の内容は、陰陽師・安倍晴明のこと。
「陰陽師」のアニメがあったら、これがテーマソングだな(笑)
10亥の子唄地方民謡作曲:瞬火
瞬火さんと招鬼さんのエクストリーム・ヴォイスがメインに入るスラッシュ・メタル
っぽいナンバー。
かと思えば、途中で黒猫さんが童謡っぽいメロディーで歌い上げる。
歌詞の内容は…地方民謡なのでよくわからない…(爆)


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