夢枕獏原作の小説「陰陽師」の映画版。
陰陽寮の陰陽頭をつとめる道尊は、長岡京を怨念で滅ぼした早良親王の霊を復活させ、平安京の転覆を狙う。
それを察知した陰陽師・阿倍晴明と、源博雅は都を守るため、道尊と戦うが…。
野村萬斎演じる晴明はかなりハマり役。
夢枕獏の原作映像物の中では一番の傑作だろう。

お勧め度：★★★★★

夢枕獏原作「陰陽師」の映画版第二弾。
近頃、京の都に人喰い鬼が出現するようになった。一方、宮廷の宝物庫に保管されていた「天叢雲剣」に異変が…！？
謎の少年・須佐と、日美子の関係とは…？　今回は、日本神話がキーワード。
個人的には「１」のストーリーの方が好き。
最後、悪役が一生懸命復活させた「魔王」的役割のキャラクターが
女性の一言でアッサリ帰ってしまうのは、「１」と同じで笑えた（笑）
「あ、そんなに簡単に帰っちゃうの？」みたいな（笑）

お勧め度：★★★★★

時は江戸時代。富士の山が大噴火した事により、封印されていた魑魅魍魎が蘇った！
公儀妖怪討伐士であるさくやは、父が残した妖刀・村正を携え、義弟の河童・太郎を従えて、
妖怪討伐の旅に出る。
道中に登場する妖怪たちのデザインや演出などはそこそこ良いのだが、クライマックスで
元凶・土蜘蛛の女王と戦うシーンは、何故か土蜘蛛の女王が巨大化するなど、妖怪映画というよりは、
怪獣映画になってしまっている…。
主演の安藤希も、演技がイマイチ。だが、土蜘蛛の女王役・松坂慶子の演技はハマりすぎ（笑）

お勧め度：★★★☆☆

全く表現手法の異なる短編作品が収録されたオムニバスビデオ。
「河童」は普通のホラーテイストだが、「おでん」ではチャップリンの映画のような雰囲気に変わる。
次の「へらへら」はアフレコが最大の特徴になっており、キャストと声優が別人というのも注目ポイント。
ただ、「へらへら」のオチは…ちょっと、どうだろうか(^^;
また、非常に注目すべき点は「おでん」になんと、手塚治虫氏や水木しげる氏ら本人が
出演している点であろうか（笑）

お勧め度：★★★★☆

河童、あぶらすまし、二口女、ろくろ首…など、日本を代表する妖怪たちが、
外国の魔王・ダイモンに立ち向かう…と言ったストーリー。
方言バリバリの妖怪たちがえらくコミカルで笑える。
最後は日本のSFによくある巨大化したダイモンにわらわらと群がって行くだけになる。
しかし、ダイモンも巨大化しただけで大した反撃もせず、撃沈。
色んな所にツッコミ所はあるが、ま、妖怪たちの表情などはとても面白かったので良しとするか。
とりあえず、後半のシナリオがテキトーになってる感じ。

お勧め度：★★★★☆